「朝陽、俺から離れるなよ?」



いつものメンバーで校庭に向かっているとき、大上くんから言われた。



そういえば、体育祭の時は大上くんと一緒にいる約束したんだった。



「うん。わかってるよ」



「…お前、まだあのことで悩んでるのかよ」



靴を履き替え振り向いた時、大上くんとバッチリ目があった。