*side 有紀
「有紀、ご飯は?」
「いらないから……」
私は昼休み二人に起こされて目を覚ました。
「会長とはどうなの?好きって自覚したわけ?」
「は…?」
一気に目が覚めた。
その言い方、もともと私が和海のこと好きだったのに自覚してなかったような。
「だって、有紀はわかりやすいじゃんね?」
「うん。有紀ちゃんは会長だけなんか許してたもんね」
「許してた?」
「そうそう。他の男子がアプローチしても有紀はなんも気づかないのに、何故か会長だけは男として見てたでしょ。それに、顔緩んでたし」
「そんなことない」
あったとしたら恥ずかしすぎる。
「で、会長のこと好きなの?」
「ま、まあ…//」
「良かったねぇ。紗知はどうなの?」
「い、いや、私は何にもないよっ//」
紗知は顔の前で手をぶんぶん振った。
「そっかー、私は応援するぞ」
亜矢が紗知の背をバシンっと叩いた。
「私も応援するからね」
私は紗知から嫉妬の眼差しが向けられていたことに気づかなかった。
「有紀、ご飯は?」
「いらないから……」
私は昼休み二人に起こされて目を覚ました。
「会長とはどうなの?好きって自覚したわけ?」
「は…?」
一気に目が覚めた。
その言い方、もともと私が和海のこと好きだったのに自覚してなかったような。
「だって、有紀はわかりやすいじゃんね?」
「うん。有紀ちゃんは会長だけなんか許してたもんね」
「許してた?」
「そうそう。他の男子がアプローチしても有紀はなんも気づかないのに、何故か会長だけは男として見てたでしょ。それに、顔緩んでたし」
「そんなことない」
あったとしたら恥ずかしすぎる。
「で、会長のこと好きなの?」
「ま、まあ…//」
「良かったねぇ。紗知はどうなの?」
「い、いや、私は何にもないよっ//」
紗知は顔の前で手をぶんぶん振った。
「そっかー、私は応援するぞ」
亜矢が紗知の背をバシンっと叩いた。
「私も応援するからね」
私は紗知から嫉妬の眼差しが向けられていたことに気づかなかった。