今は六月。
あれから一ヶ月経った。あれ以降、いじめはぱったりとなくなった。
今は夏休み明けの文化祭に向けてクラスの出し物を決めているLHR中だ。
しかし、私はそれどころではない。この一ヶ月の間に私の禁断症状はMAXになり、クラスの男子を見るのに目と頭(妄想のため)を使っている。
この頃は前の席にいる仲のいい男子二人を見ることが多い。
「有紀」
しかも、このクラスは顔面偏差値が高いから禁断症状の私は授業中も止まることを知らない。
「有紀ちゃん」
今はなんとか学校で禁断症状を満たして和海にはバレないようにしている。
「ねぇ、有紀」
はあー、漫画が恋しい。
「っ//」
近づいた男子二人を見て赤面を自覚する。
「有紀!!」
「な、何?!」
いきなり耳元で叫ばれて席から飛び上がった。
「何じゃないでしょ。私達さっきから呼んでるのに返事しないし」
「そうだよ。有紀ちゃんが何も言わないからクラスの出し物は有紀ちゃんをメインとした女子のダンスショーになったんだよ」
「えっ!」
私のダンスショー?
「私踊れないから無理だよ」
「さっきそう言ってくれればよかったんだよ。私達も踊りたくないし」
「でも、他の女子はノリ気なんだよね」
「だから有紀が言ってくれれば風向きが変わったかもしれないのにさ。ずっとぼーっとしてたでしょ」
私の知らない間にこんなことになってたんだ。
「ちょっと三人ともいい?」
「ダンスショーのことで話しがあるの」
私の席に女子二人が来た。
「曲はこれにしようと思っていて……」
トントン拍子でダンスショーが決まっていった。
あれから一ヶ月経った。あれ以降、いじめはぱったりとなくなった。
今は夏休み明けの文化祭に向けてクラスの出し物を決めているLHR中だ。
しかし、私はそれどころではない。この一ヶ月の間に私の禁断症状はMAXになり、クラスの男子を見るのに目と頭(妄想のため)を使っている。
この頃は前の席にいる仲のいい男子二人を見ることが多い。
「有紀」
しかも、このクラスは顔面偏差値が高いから禁断症状の私は授業中も止まることを知らない。
「有紀ちゃん」
今はなんとか学校で禁断症状を満たして和海にはバレないようにしている。
「ねぇ、有紀」
はあー、漫画が恋しい。
「っ//」
近づいた男子二人を見て赤面を自覚する。
「有紀!!」
「な、何?!」
いきなり耳元で叫ばれて席から飛び上がった。
「何じゃないでしょ。私達さっきから呼んでるのに返事しないし」
「そうだよ。有紀ちゃんが何も言わないからクラスの出し物は有紀ちゃんをメインとした女子のダンスショーになったんだよ」
「えっ!」
私のダンスショー?
「私踊れないから無理だよ」
「さっきそう言ってくれればよかったんだよ。私達も踊りたくないし」
「でも、他の女子はノリ気なんだよね」
「だから有紀が言ってくれれば風向きが変わったかもしれないのにさ。ずっとぼーっとしてたでしょ」
私の知らない間にこんなことになってたんだ。
「ちょっと三人ともいい?」
「ダンスショーのことで話しがあるの」
私の席に女子二人が来た。
「曲はこれにしようと思っていて……」
トントン拍子でダンスショーが決まっていった。