目を開けると隣には寝ている和海がいた。
そっと動いて、スマホを探す。
手が届くところにあった。
時間を見ると17時になっている。
それと、新着メールも20件になっている。
私のこの頃の日課は和海がお風呂に入っている間送られてくるメールの添付ファイルを見ること。
見れば見るほど落ち込んでいくが、いざ別れる時のダメージを少なくするという目的がある。
私は添付ファイルを開いた。
今回はカフェの写真だ。
送られてくる写真はどれも同じ顔で、同じポーズだ。
鈴木晴香の顔はもうとっくに覚えた。
私なんて比べ物にならないくらい可愛い。
和海とつり合うのはこんな女性だろう。
たまにメールの文面に和海のことをカズくんとかいていることからも私よりも和海のことを知っている人なんだと思う。
この人にとっては私なんてただの邪魔でしかない存在なのだ。
「……これなに?」
え?と思った時にはスマホは私の手ではなく、和海の手の中にあった。
「鈴木晴香……ってあいつか」
和海はいつの間に起きていたのか。
私の制止も聞かずにメールを見ていく。
「はあ?何こいつ。あれで終わりってのは嘘かよ」
和海はブツクサ暴言を吐きながらメールを見ていく。
「この化粧魔女が。自分は可愛いって頭お花畑だろ。馬鹿らし」
「つうか、このたまにある合成写真何?あん時に撮らされたやつを背景変えてるだけだし」
「カズくんってキモいな。止めろつったのに言うとか脳みそ無いだろ」
和海は言うだけ言ってスマホを布団の上に放り投げた。
そっと動いて、スマホを探す。
手が届くところにあった。
時間を見ると17時になっている。
それと、新着メールも20件になっている。
私のこの頃の日課は和海がお風呂に入っている間送られてくるメールの添付ファイルを見ること。
見れば見るほど落ち込んでいくが、いざ別れる時のダメージを少なくするという目的がある。
私は添付ファイルを開いた。
今回はカフェの写真だ。
送られてくる写真はどれも同じ顔で、同じポーズだ。
鈴木晴香の顔はもうとっくに覚えた。
私なんて比べ物にならないくらい可愛い。
和海とつり合うのはこんな女性だろう。
たまにメールの文面に和海のことをカズくんとかいていることからも私よりも和海のことを知っている人なんだと思う。
この人にとっては私なんてただの邪魔でしかない存在なのだ。
「……これなに?」
え?と思った時にはスマホは私の手ではなく、和海の手の中にあった。
「鈴木晴香……ってあいつか」
和海はいつの間に起きていたのか。
私の制止も聞かずにメールを見ていく。
「はあ?何こいつ。あれで終わりってのは嘘かよ」
和海はブツクサ暴言を吐きながらメールを見ていく。
「この化粧魔女が。自分は可愛いって頭お花畑だろ。馬鹿らし」
「つうか、このたまにある合成写真何?あん時に撮らされたやつを背景変えてるだけだし」
「カズくんってキモいな。止めろつったのに言うとか脳みそ無いだろ」
和海は言うだけ言ってスマホを布団の上に放り投げた。