「まって藤堂くん照れてない!?」
「顔赤い、なにあれかわいい!」


「照れててもかっこいいなぁ。」
「あそこのカップル素敵〜」


それは京と龍の怖さを忘れるぐらいの注目度だった。


ちらっと伊吹を見ると、私の反対側に顔を向けていたけど耳が赤い。


あのー、いい加減慣れてくれないかなぁ。


ま、照れてる顔も案外好きなんだけどねー、なんて。


そしたら龍が私たちを何か見て気づいたらしく、京に耳うちした。


その後、2人とも笑顔になって


「そうかぁ!2人とも幸せにな!」
と言ってようやく合わしてくれた。