そしてここで伊吹が口を開いた。


「こんにちは、俺結衣とお付き合いさせていただいてる藤堂伊吹です。」


すると2人は目玉が飛び出そうなくらい目を見開き驚きだした。


かと思えばものすごい殺気を放ち……


「てめぇ、ちょっとツラ貸せ。」
「さすがに許せねぇ。」


と、恋人設定は信じてくれないという。


急いで私が間に入る。
ぎゅっと伊吹と腕を組む。


「そうだよ!京さん、龍さん。
私の彼氏、すごく素敵なんだよ!


もともと幼なじみだったんだけどね………」


そう言いかけた時、突然周りが騒ぎだした。