「とりあえずあの2人が近づいて来たら周りの人たちの雰囲気でわかるでしょ。
だからまずは文化祭楽しむよ!」
「………わかった。」
伊吹がそう言った後、行こうとしたら………
「おい龍、本当に合ってんだろうなぁ。」
「ああ、合ってる。確かに外からお嬢と伊吹がいるのを見た。」
と、まさかの2人の声が。
………ていうか今なら会っても大丈夫じゃない?
だってここ最上階で誰も来ないだろうし。
今のうちに追い返してやろう、そう思った瞬間………
突然伊吹に引っ張られる。
「………きゃっ……!?」
意外にも乙女の声が出て自分自身驚く。
………ってかそれどころじゃなくて!
物陰に隠れるようにして座っている私たち。
いや、私は壁に押し付けられるようにして座らされているという方が正しいかもしれない。
しかも至近距離には整った顔の伊吹が。
もしかして私、伊吹に軽く壁ドンされてるくない!?



