そして今私は校舎の最上階、人がいないところで伊吹といる。
ちなみにお父さんに電話中の私。
『どうした結衣?』
「どうした?じゃ、ない!
なんで京と龍が文化祭に来てんの!?」
『ああ、あの2人結衣に会いたいらしくてな。この機会に見に行こうって思ったらしい。』
「ふ、ざ、け、ないで!
私の本性バレるでしょ!今すぐ帰らせて!」
私の言葉にお父さんはしばらく黙り込んだ後、また話し出した。
『それはあいつらが可哀想だろ。
なるべく目立つなって言ってるから大丈夫。
どうしてもって言うんなら会わないように逃げればいいだろ。』
そんな呑気なこと言って……!
「………わかった!
じゃあ全力で逃げてやるんだから!」
お父さんに言ったら何とかなるって思った私がバカだった!
こうなればバレるのも時間の問題だ。
とりあえず私は伊吹に話そうと思い、電話を切った。



