なるべく隅の方に行き、小さい声で伊吹に話す。
「京(けい)と龍(りゅう)が来てる。」
すると少なからず伊吹も驚いた顔をした。
「京と龍が……?なんで………」
「わからない。だけどあいつらに会ったら絶対に私の裏がバレる!」
「…………結衣、少し待ってて。」
そう言うと伊吹はカウンターにいる隼人くんの元へ行き、少し話した後こちらに戻ってきた。
「結衣、行こう。
とりあえず今は終わっていいって。
そのかわり最後の方にもう一度来ないと行けないけど………」
なるほど。
早上がりさしてもらうかわりに、もう一度戻ってきて仕事をやれってことか。
でも十分だった。
それまでに京と龍をどうにかすればいいだけの話。
できるだけあの2人に会いたくない私は、なるべく会わないでいい方向に持って行こうと決めた。
そして私たちは教室を出た………。



