これは私がずっと夢みてた、放課後デートというものができるのでは………!
思いついたら即実行!
私は伊吹のところへと行く。
「いーぶきっ!」
「ど、どうした………?」
一瞬言葉に詰まる伊吹。
多分敬語を使いかけたのだろう。
「放課後、デートするよ!」
「………えっ?」
私の言葉に伊吹は目を丸くする。
「いいでしょ?」
「いや、でも………」
何かを言いかけようとする伊吹だけど私は無言の圧力をかける。
まさか、私のお願いを断るわけないよね?
すると伊吹にも伝わったのか、オッケーしてくれた。
「わかった。じゃあ行きたいところ決めといて。」
「うん!任せといて!」
やった!
これは嬉しいぞと思った。



