寝る部屋に着いて、私はふと思ったこと伊吹に聞いた。


「伊吹はどこで寝るの?」
「どこで、ですか?」


「え………もしかして寝ないとか言わないよね?」


私がそう言うと少しギクリとする伊吹。


あんた、本気でやばいんじゃない?
忠誠心ってのが強すぎでしょ。


「もちろん寝させていただきます。
ですがいつでも準備できるように………」


「じゃあさ、一緒に寝る?」


私が落ち着いた声で言うと、いきなり顔を赤く染める伊吹。


「な、何を言っているのですか……!
同じところでなんて無理です!」


少し焦ってるし………イケメンだからこそギャップがすごい。