「じゃあ勉強教えてよ。 前の高校、簡単すぎたんだよね。 だからわからない部分多いと思うし………」 「俺でよければいつでも教えます。」 快くいいと言ってくれる伊吹。 それから少しして、なんだか眠たくなってくる。 「結衣様、就寝なされますか? 寝室の場所、まだ教えていませんでしたね………」 「そうだね、もう寝ようかな。」 私が眠たいのを感じ取ってくれ、すぐ気の利いたことを言ってくれる。