何となく伊吹の横に座る。


「何してるの?」
「ああ、これはただの勉強です。」


へー、勉強もちゃんとしてるんだ。
偉すぎる。


「本当に偉いんだね。」
「………こんなの当たり前ですよ。行かせてもらってるんですから。」


私は親に行かせてもらってるからだと勝手に思い込み、親孝行だなぁと思った。


「じゃあ勉強できるわけだ。」


「それなりに………」
「とか言いながら1位なんでしょ?」


「まあ、はい………そうですね。」


おぉ、やっぱり。
もうここまで来たらそこまで驚かないよね。