その後私はお風呂に入った。


「伊吹、お風呂あがったよー。」
「あ、はい……。」


返事だけして伊吹は入ろうとしない。


「あれ、入らないの?」
「一番安全な朝に入らせていただきます。」


安全って………


「そんな家まで狙ってくる奴らなんているわけないでしょ。」


「もしもの予防は大切です。」


た、確かにそうだけどさ………そこまで徹底してやる必要ある?


本当に護衛の任務に全うしているな。


確かにお父さんの言う通り、これなら一緒に住んでても大丈夫そうだ。