しばらく見つめ合う私たち。 ………と思えば、伊吹がゆっくりと顔を近づけてきた。 だけど私は何のためらいもなく目を閉じる。 ………触れ合う。 そう思った瞬間……… 「伊吹ー!どうだ調子は?」 勢いよく病室のドアが開き、お父さんが入ってきて私たちはお互いに離れた。 ………この前は京と龍が邪魔してきて、今日はお父さん!? タイミングが悪すぎて本当になんなの? 少し腹が立ちながらも、平静を保とうと意識する。 伊吹は少し顔が赤いけど、気にしないでおこう。