イケメン王子様と秘密の関係





ーー「結衣!!」


突然、病院の待合室の扉が勢いよく開いた。


見ると、焦ってこちらに来たのだろう、お父さんと京と龍がいた。


「………お父さん……」


「すまない、結衣と伊吹を巻き込んでしまって。今回の件はもう片付けてきたから安心しろ。


本当にすまない………」


「………私は別に、大丈夫………でも、伊吹が私のせいで……」


私は泣きそうになるのをぐっとこらえる。


正直怖かった。


今は伊吹の手術が始まり、もう何時間も経っていた。


それでも終わる気配はなく、じっと待つことしかできなくて心細い。