「無理………?
……じゃあ教えてあげるよ、俺がお前らに負けないってことを。」
その瞳は冷たく、見るものを威圧していた。
幹部の男もゾッとしたらしく、一歩退く。
そしたら伊吹は…………
「ちょっ、何してるの!?そんなことしたら出血の量が………!」
突然自分に刺さっていた刃物を抜き出した。
そんなことしたら、余計悪化するだけなのに………!
どういう神経をしてるの?
「邪魔になるんで、大丈夫です。」
さすがのこの行動には、違う組のやつらもやばいやつだと思い、一瞬怖がる。
伊吹は特に気にすることなく、まるで怪我がしていないかのように、平然と刃物を投げ捨てた。
そして、それが合図になったかのように………残りの10人が私たちに襲いかかる。



