「それは逆に余裕がなかったからだよ。
抑えが効かない俺も悪いんだけど………」
困ったように笑う伊吹。
そんな風には見えなかったんだけどなぁ。
「うん、あの時の伊吹本当にいつもと違うかったから私の調子も狂っちゃったよ。」
「そうなの?
あ、でも確かに顔が真っ赤で…」
「だからいちいち言うなって言ってるよね伊吹くん?」
「ご、ごめん……」
これはわざとなのか、学習能力がないのかどっちなの!?
「もういいや、とりあえず行こう。」
「そうだね。どこ行きたい?」
……それから少しの間、私たちは何軒かお店を寄った。
そんな時…………
2人のスマホが同時に鳴る。



