「い、伊吹……!
とりあえず落ち着こう、ほら今日景色いいから後ろに乗ってる人に見られちゃう……!」
必死な私を見てまた伊吹が笑い、そしてやっと離してくれた。
「俺、結衣様のことになると感情の抑えが効かなくなるんです。
すいません。」
一応謝ってるけど、反省しているようには見えないんですが……!?
そしてその後、私は恥ずかしさをかき消すかのようにスキーに夢中になった。
それでもさっきのことを思い出すとすぐ顔があつくなって…………。
だけど正直、嫌ではなかった。
それは1番自分がわかってる。
好きでいてくれてるだな、ということが知れて嬉しかったんだ………。



