ーー「それでは各コースに分かれてください。」
………それからしばらくの間バスに乗った後、スキー場に着いた。
すぐに着替え、靴を履き準備をする。
その後はコース分け。
ちなみに私は上級者コースで、伊吹と隼人くんも同じ。
他のクラスの何人かいたけれど、上級者コースだからあまりいない。
梓も柚子も違うし……
知ってるのは本当に伊吹と隼人くんくらい。
「しっかし今日は晴れてて、いい天気だな!」
「本当にね、雪降ってないのは残念だけど………」
全員揃ってからリフトへと移動する。
私と伊吹の間を裂くように、隼人くんが入ってきた。
まあそんなこと気にしないけど。
さすがにそこまで小さい女じゃないからね。



