…………こいつは、相当強い。
今のでわかった。


私が本気でやりあっても確実に負けるだろう。


さすがはお父さん。


私の護衛を任せるだけあって、相当強いやつを用意したな。


「結衣様、危ないですので男に立ち向かおうとしないでくださいね?」


「………何言ってんのよ、私の力をなめないでくれる?」


「なめてません。結衣様は相当な実力をお持ちになられていると思います。


ですがこれからは俺がいるんです。
大人しく守られててください。」


………さっきのを見てからだったから、その言葉には相当説得力があった。