「そしたらあいつ、まだ若いのに組に貢献して、負けたことないし強くなっていって、ついには幹部まで上り詰めやがった。
なのに一向に結衣に会おうとしないから聞いたんだ。
そしたら伊吹、なんて言ったと思う?
組のために動いて、結衣を傷つけようとする人は俺が倒して、遠くから結衣を守れればそれでいいって。
それには驚いたな。
さすがにせっかくここまで来たのにないだろって…………
どうしようかと思ってた時、結衣が普通の女子高生になりたいって言い出したから、本当にタイミング良かったんだ。」
………それでお父さんはいいよと言ってくれたのか。
確かに考える間もなくほとんど即答だったなと、今になって思った。
それに伊吹に対し絶大な信頼を寄せていたのもわかった。



