「俺、昔は弱い人間でした。
母さんに心配かけさせたくないから元気なふりをしても、うまく笑えなくてよく母さんに悲しい顔させてたんです。
そんな時、病院で女の子と出会いました。
その子が俺を変えてくれたんです。」
その声も表情も優しくて……
なんとなくわかった。
その女の子のことをどう思っているかってことを。
きっと好きなんだなあって思った。
そしたら胸が痛んできて……
私を好きになったらいけないって、そういうことだったのかと気づく。
他に好きな子がいるのに、私が1番近くにいるばっかりに好きになってしまったのだと。
だけどそれは前の話だ。
今は私なんか好きじゃないのかもしれない。
そしたら今までのことが恥ずかしく思えてきた。
本当に女の子に慣れてないだけなのに、私は両想いだと勘違いしてて………
恥ずかしい。



