「結衣ちゃんって本当に鈍感なんだね。」
にこにこと笑いながら言う梓。
鈍感……!?
いやいや、それは伊吹でしょ。
そうこうしているうちにどんどん食べ物が運ばれてくる。
どうやら隼人くんのご両親が全部用意してくれたらしい。
「あら、あなたすごく綺麗ね!」
「………へっ?」
突然隼人くんのお母さんであろう人に話しかけられた。
「名前はなんて言うの?」
「え、あ……西条結衣って言います……」
「結衣ちゃんね!
本当に綺麗ね、隼人のことだから結衣ちゃんに惚れてそう!」
………まあ間違いではないから返答に困ってしまう。
「おい、母さん何西条ちゃんに絡んでるんだよ。」
するとそんな私を見かねた隼人くんが助けに来てくれた。



