そのままゆっくりと伊吹が近づいてきた。
これはもしかして………受け入れるかのように私は目を閉じる。
あと少しで触れる、そう思った時………
私たちの間を裂くようにしてインターフォンが鳴った。
私は目を開けると、伊吹は勢いよく私から離れた。
伊吹は急いで誰なのかを確認したかと思えば玄関へと向かう。
…………もし、ここでインターフォンが鳴らなかったら。
もしかして………もしかしてだけど、私伊吹とキス、してたんじゃ………
一瞬で顔があつくなる。
すると玄関から声が聞こえてきた。
「お嬢ー!来ましたよー!って、伊吹何でそんな顔赤いんだ?」
「本当にな、耳まで赤いぞ。
風邪?熱?」
その声の主は、京と龍。
こいつらはいつもタイミングが悪い……!
っじゃない、じゃない。
タイミングが良かったって、思うべきなのかな……?



