それから2日後。


隼人くんはいつも通り毎時間話しかけてくる。


その上周りからチラチラ見られることが多い。
特に男子から。


だけどそんな気にしないでおいて、放課後になった時………


「西条結衣ちゃんっている?」


教室のドアから顔をのぞかせた見ず知らずの男。


黒染めが完璧にできてなくて少し茶色っぽい髪をしているいかにもチャラそうな人だった。


多分先輩だろう。


何事かと思い近づくと
「ちょっとだけ時間くれない?」と言われた。


ちょうど伊吹は先生に呼ばれていていない。


だから仕方なくついていくことにした。
もしケンカ売ってきても勝てるし。