ーー次の日
「おっ、伊吹と西条ちゃん朝からラブラブ登校!?」
「はぁ?普通に登校してるだけでしょ。」
朝練終わりなのか、この寒い時期に薄手の格好をして腕をまくっていた隼人くん。
「隼人、朝練?」
「そーそー!もう本当早起きつらいよなぁ。」
「とか言いながらさ、真面目に行ってるのってすごいよね。相当なサッカー好きでしょ?」
こういう青春もアリだったかな。
マネージャーとかさ。
まあ私は野球派なんだけどね。
「………おお…………朝から西条ちゃんに褒められた!俺頑張れそう!」
「………は?」
私が褒めただけで頑張れるってどんな神経してるんだ。



