とにかく、隼人くんも不思議に思うくらい変なのだ。


ま、そのうち元どおりになるだろうと思い私はそこまで気に留めなかった。


………そして、放課後。


「伊吹、私先生に呼び出されたからちょっと待ってて。」


「………あ、うん。わかった。」


担任に呼ばれていた私は伊吹にそう言って職員室に向かう。


担任とは進路の希望は何かと聞かれ、思ったより話が長引いてしまった。