私のことを覚えててくれてる? それは嬉しい反面、私は思い出せなくてもやもやする。 「………まあゆっくりでいい。 今日も墓参り、行くんだろ?」 「あ、うん……」 「焦らずいけばいい。 ………そういえば、結衣は伊吹のことどう思ってるんだ?」 いきなり質問が変わったのとその内容に思わず驚き、顔があつくなる。 「おー、なるほど。 結衣も同じか。」 「……は? ちょっとまって、伊吹はただの護衛役なだけだから!」 なぜかお父さんにバレるのが嫌で隠そうとする。