イケメン王子様と秘密の関係




ーー放課後


「じゃあ西条さん、行こっか。」


名前を呼ばれただけで胸がぎゅーっと締め付けられる。


だって今まで、『お嬢』か学校では『西条様』だったからなんだか新鮮だ。


嬉しくてたまらない。


「うん!藤堂くんについていくね。」


私は上機嫌で藤堂くんの横に並ぶ。
すると廊下ですれ違うたびに騒がれた。


「何あの子、すごく美人じゃない?」
「転校生かな?なんで藤堂くんといるんだろ。お似合いだけど………」


「すっげぇ綺麗!」
「あの子狙おうかな………。」


なんか私のこと褒めてくれてるけど、お世辞だろうと思う。


本当は
『あんなブスがあんなイケメンと隣に歩くなんて頭おかしいんじゃない?』とかなんとか思ってるんだろうなぁ。


ちなみに藤堂くんも今頃『なんで俺が……』とか思ってそう。