「隼人、あんまり結衣を困らせるなよ?」
伊吹はそう言って笑顔を見せるけど、その笑顔が少し怖い気が………
「困らせてねぇよ。
ま、伊吹も戻ってきたことだし帰るか。
あ、それともどっか寄る?
勝利おめでとう会、開いてくれるか!?」
だけど隼人くんはすぐ話を変え、歩き始める。
「バカだろ隼人、一回勝っただけでお祝いとかするわけないだろ。」
「そーよ、それくらい考えなさいよ。」
「なんで俺責められるの!?」
クラスのみんなから責められわざと落ち込むふりをする隼人くん。
それがおかしくて、私はつい笑ってしまった。
だけどそんな私と反比例するかのように、みんな黙ってしまう。
あれ?
ここで笑うべきじゃないの?



