「んっ...ここ、は...?」


快適な部屋で私は目を覚ました。


快適も快適、丁度良い空調に、何もかも揃った部屋。


その中で、ふかふかなベッドの上で私は目を覚ました。


色々なものが揃っているけど、何故か白っぽくも感じる部屋。


私はなぜそこにいるのか、どうしてここに来たのかを全く思い出せないままでいた。


1人で色々と逡巡していると、ドアが開いた。


入ってきたのは1人の男性。


若い...いや、少し幼くも見える風貌、高すぎることもない身長は少年と大人の間のようにも見える。


決して、そこまで若くはないのだろうけれど。


「目、覚めたんだ。気分はどう?気持ち悪くない?」


「それより...ここは何処なの?あなたは誰?」


私の言葉に心外だというように彼は言う。