栞菜は啓吾がニューヨークへ行ってから秘書として経験を積み啓吾のサポートが出来るよう力をつけてきた。



両財閥の取引相手との関係もできてきている。



同時に結婚後家庭のことが出来るようにと料理や花の教室にも通った。




毎日、何年もひたすら努力してこられたのは啓吾は栞菜にとって初恋の相手で、兄を失って人生で一番真っ暗な時期にただただそばにいてくれた啓吾への感謝の気持ちも大きかったからだ。