会社につくとすぐに会長室へ入る。




「遅くなりました」




会長室には栞菜の父と叔父がいた。




「藤崎財閥との経営合体に伴ってほとんどの子会社を守れたが理事会で3社の撤退が決まった。その後処理をやってほしい。」




栞菜は事務的に返事をする。




「職員はどうしますか?」




「再就職先の斡旋先は決まっている」




「わかりました」




それから3社の情報を集め頭にいれた栞菜はさっそく"後処理"に向かった。