同じ気持ちでいることがわかり栞菜は嬉しかった。




「今日から、よろしくな。まずは休養して、元気になってくれよ?仕事も医者から許可がおりるまでは休み。家のこともしばらくは家政婦がやってくれるから。」




「いろいろごめんなさい。」




「謝るな。俺は楽しみなんだから。忙しくて留守にすることも多いけどさ、ずっと一人暮らしだったから家に帰ったとき誰かがいるのが嬉しいんだ。」




無邪気な啓吾の顔は昔と変わらなかった。