結婚のその先に

まだ妊娠は誰にも伝えていない。

株主総会が終わってから報告する予定だ。

会社を1ヶ月近く休んでいるのに高宮の父も母もなにも言ってこないことを栞菜は意外に思っていた。高宮も株主総会の準備でそれどころじゃないのかもしれない。それでも少し気がかりだった。

「平気か?」
「まだだめ…」
「吐きそう?」
啓吾の胸にもたれ掛かりながら首を横にふると啓吾は栞菜を抱き上げてベッドに連れていってくれた。

「何かあったら呼んで」と啓吾は寝室を出る。


退院してから

啓吾と栞菜は寝室を分けた。

詳しくは栞菜が今までの寝室を使い啓吾は客室か、栞菜の具合が悪いときはリビングのソファで眠る。