「栞菜。」
気づくと病室の入り口に啓吾が立っていた。

栞菜をまっすぐに見る啓吾。

そして栞菜にゆっくり近づきベッドの横の椅子に座る。

「話がある。」

栞菜も啓吾をまっすぐに見つめた。