複雑な思いのまま結婚式の前日。

啓吾は午前で仕事を切り上げて帰宅した。

帰宅するとすぐにスーツからラフな格好に着替えて栞菜を呼ぶ。

「行きたい場所があるんだ。」
とだけ言った啓吾に栞菜はなにも言わずについていった。


啓吾の運転する車がとまったのは良輔のお墓だった。