--翌日--

久しぶりに先輩と会える!
卒業式ぶり。

になるのか…

なんか、だいぶ会ってなかったんだなあ。

今日、手を繋げるのかな!?もしかして。。キ…


きゃー!!

そんな妄想をしながら、胸をときめかして。

”あの場所”

に行く。


ほの「あ!先輩!」

あの場所にいた、先輩は少しだけ背が伸びて、髪も伸びていた。
久しぶりにみる先輩はやっぱりかっこいい!!

ほの「待ちました??」

なお「ううん笑 待ってないよ笑 なーんて、嘘くさいか笑 ほんとはちょっと待ってた笑」

ほの「ごめんなさい!!その遅れちゃって!!」

なお「ぜーんぜん!じゃあいこっか笑」

ほの「はい!!」

あー。やっと、やっとだ!
これが初デートというやつなのか…!
楽しい、楽しすぎる!!

なお「学校はどう?部活とか大丈夫?」

ほの「はい!楽しいですよ!部活も今はすごく充実してます!後輩もすごくいい子で…」

そんな他愛のない話を、ずっと先輩にしたかった話を、
私は今までできっと1番幸せそうな顔でしていたのだろう。

なお「おー!ついたー!ちょっと暑いな!笑」

ほの「そうですね笑」

すると、後ろから

ポン!

と背中を押される

ほの「ひゃ!!」

なお「ごめんごめん!笑 ついからかいたくなっちゃった笑」

ほの「もー!!笑」

あーもー幸せ!言葉では表せれないよ!


それでも時間というものはあっという間に過ぎてゆく。

ほの「あー..楽しかった!」

なお「そーだな笑 俺もすごい楽しかった笑」

ほの「また、してくださいねっ?」

なお「ん笑 あっ、そうだ。これ」

そう言って先輩は黄色いキーホルダーを私にくれた。

なお「…おそろい(照)」

ほの「わわわ!!!嬉しいです!一生大事にします!」

なお「一生て笑 俺も大事にする笑」

そのあと、なんとなーく沈黙が続いて。
この雰囲気はまさか。まさか。


きちゃうのかな。


手繋げるのかな!!

手汗とか大丈夫かな??
私は先輩に気づかれないようにそーっと手をこする。

そんな中、先輩が切り出した。

なお「..もう暗いね。家まで送ろうか?」

ほの「いえ!大丈夫ですよ!先輩は家に直行してください!私のことは気にせず…」

なお「んーじゃあそうさせてもらうよ」

このまま。何もなく終わっちゃうのかな。
そんなとき、私は親友のれみに言われた言葉を思い出した。

”ほのり!いい??手を繋ぎたくても女からいっちゃだめ!そこはそーーっと彼の後ろのシャツをちょこんとつまむのが一番!試してみな!”


よし!このままじゃ、このデートも終わっちゃう!先輩と次いつ会えるかもわからない!!


いまだ!!