「ねぇ、蓮くん…」



「ん?」



蓮くんはいつものように、みんなにしているように、私を見る。



パチッとした目、くるんとまいている髪。



誰が見てもかっこいいと思うだろう。



その彼が、今、この世界で1人を見つめている。










私を…









「なに?マイ」




「あ、あのね…」



言わなくちゃ…!



















「ずっと前から、好きだった…!」