そして放課後
「んんん、終わったあ」
やっぱり春休み感覚抜けなさすぎてやってけない午前で授業ないのにこの疲労感
「あむあむー!帰ろう!」
やっと帰れる帰れる
なんかテンションの高い私
「珠ー!そのまえに中校舎いこ!」
あっ、そうだあむあむの弟くんのとこ行くんだった
「おけまる!いこ!」
やっぱり中校舎は綺麗だ
私たちが卒業してから中校舎はリフォームされたのだ
「中校舎綺麗だよねーうちらの時もしてほしかった」
とあむあむがブツブツと言う
「本当にね、よく耐えたよね3年間」
全くもって汚かったトイレは和式しかなかったし
洋式を使いたかったら別館行かないとダメだったし
「あっ、いた、紬(つむぎ)ー」
とあむあむが背の高めのイケメンに近寄っていく
黒髪で少し焼けている目はぱっちり二重キリッとした顔立ちのそう彼こそがイケメンくん
あむあむのおとうとの八尾紬(やおつむぎ)
「つむつむーひっさしぶりー!」
「あっ、珠ちゃん久しぶりっす」
つむつむとは私のつけたあだ名である
LINEゲームみたいな名前だけど気にしない気にしない
「紬お弁当!紬のたったんだけど、でもお姉ちゃん午前だけだからお姉ちゃんのお弁当もあげようか?」
あむあむは可愛く首を傾げて言う
あむあむが自分をつむつむのまえでお姉ちゃんって言うのは理由があるがそれはまた今度にしよう
「つむつむお弁当2つもたべてるのー?」
どんだけ胃袋でかいんだつむつむ
「んー姉ちゃんの弁当ももらおうかな部活後に食うかな」
断れないのかな優しいなつむつむは
「夜ご飯食べれなくなっても知らないよー」
とあむあむがいやらしく言う
「はっ、だ、大丈夫だ「つーむーぎーー」
つむつむの声にかぶって聞いたことのない声が聞こえてきた
「あっ、かなた、なんだよ」
とつむつむとそこには、、、

