記憶(仮)


味はレシピどおり作ったから大丈夫だが…時間がかかりすぎだ


「お疲れ様。1時間半後また私の部屋に来て」

『あ、柚葉さん。お疲れ様です。わかりました。…それまでは自由ってことでいいんですよね?』

「ええ。その前にご飯食べ終わったらこのメモに書いてる場所に行って。そこがあなたの部屋だから。必要な物は多分揃ってるはずだからね。…あ、あと今日のやることリスト。これみてやってね。」

『はい。』

自分で作ったご飯を食べながらメモを見ていた。

次は屋敷の掃除か…がんばろ


美味しくもなく不味くもない微妙なご飯を食べ終わり食器を洗ってメモに書いてある場所へ向かった。

えーっと…ここを曲がって……ここの扉開けて進んで………ここを曲がって……ここかな?
ガチャ

「え」
『え』

しまった……どこかで間違えてしまったようだ…

『あ…す…すみません!!間違えました!!失礼しました!!!』

「あ…待って…?」

『…?』

「…今…時間ある…?」

『は…はい。』

「あのさ…



……襲っていい?」