記憶(仮)

えーっと…ここだよな

コンコン

「はい」

『し…失礼します』

「話はお嬢様から聞いてます。今日からよろしくお願いします。」

『あ、こちらこそお願いします。』

「まずは…綾斗がどれぐらいできるか知りたいから一通りやってもらいます。」

『わかりました。』

「もうすぐ夜ご飯の時間なので料理からしてもらいましょうか。レシピはあるのでそれどうりに作ってもらえばいいので」

良かった…レシピがあるなら俺でもできそうだな…

「…エプロンの予備ってどこにあったっけ…?」

柚葉さんからエプロンをもらい、厨房へ向かった。

俺が想像していた厨房とは違いものすごく広く何がどこにあるか探すのが大変そうだ

「今日はとりあえず自分の分だけを作ってもらいます。レシピはそこにあるので見ながらやって下さい。何かわからないことがあれば私に聞いてください。」

『はい』

さてと…頑張って作るか…えー今日作るのは…もやしタンタン…?何それ。

柚葉さんが作ったのだろうか手書きでとても細かく書かれている。でも出来上がり図がないのでまったく想像がつかないイラスト程度にこんな風にできるとはあるが…よくわからない…絵が下手なわけではないが…白黒なためとても分かりにくい…

まずは…準備だな…えー土鍋…土鍋… あ、あった。次は野菜だな。冷蔵庫……どれ?

どれも同じな見た目のため一つ一つ開けていくしかない…2つ目を開けたところで野菜を見つけ、4つ目に豆腐を見つけた。だがオイスターソースというのがどこにあるかわからない。というよりは調味料がどこにあるかまだ見つかってないのだ。