驚きを隠せない私を見て周りの男子はニヤニヤしている。私はまだこの人のことを知らない。ただわかっているのは靴紐の色から1つ下の学年だということ。
「えっと…あの…」
「急にすみません!俺1年の佐山大樹っていいます!文化祭での先輩の劇を見てから気になってました!」
「えっ…」
戸惑っていると
「りな〜!ごめん!遅れた!!」
真央がやってきた。
「友達来たし、アップしなきゃダメだからまた今度でいいかな?ごめんね?」
「わかりました。また今度話しましょう。」
こうして私たちは部活へ向かった。