私が腕を引っ張っているのは、親友の

有瀬菜奈【アリセ ナナ】。

これがまたちょー可愛いの。


っていうのは今はよくて。



菜奈を引っ張った状態のまま屋上まで行く。




屋上について菜奈の手を離す。




「ちょっと夢羽!!
アンタは体力あるかもしれないけど、私は ないんだからね!」


「ごめん。早く教室から出たくて……」




「はぁ。気持ちはわかるけど、次から気をつけてよ!」



菜奈〜大好き!


菜奈に抱きつく。

そう。

私は信頼した人にはとことん甘えてしまうのだ。