どこからかバイクの音が聞こえてきた


その音は段々と大きくなってきて、近づいてきているとわかった


「なんだ……?」


「た、大変です!」


敵の総長が不思議に思っていると、外を見張っていた敵の下っ端が真っ青な顔をしてやってきた


「どうした!」


「ぞ、族が………とんでもない族が!!!!」


「とんでもない?」


敵の総長が攻撃をやめ、音のする方を見た


蓮も目だけ音のする方に向けた


すると音が急に止み、20人ちょっとの人がやってきた


「やあ、初めまして」


「あ?誰だテメェ」


その真ん中に立った奴が敵の総長に話しかけた


そして、その後、ボロボロになった蓮達を見て息を飲んだ


「っ………お前らがやったのか…」


「だったらどうした!」


「決まっているだろ」


真ん中のフードを被った奴が言うとフードのやつの背後に大きな旗が現れた


「!?そ…その旗は………!」