「お呼びでしょうか」


「おう、入れ」




近藤さん、土方さん、深雪がいた




「斎藤さんにお礼を伝えてなかったから」


深雪が、顔を赤らめ、少し俯いた




そういう女の仕草を見たことがある



「別に… 私は、仕事だから…」



頼む 余計なことを言わないでくれ




「深雪が、斎藤君を気に入ったようでね
表向きは、俺の妾として別宅で療養する
だが、2人が恋仲になろうと構わないよ」




あぁ すでに言ったあとか…




近藤さんがニコニコ

土方さんがニヤニヤ





「私は…」



「お二人とも!!からかわんといて下さい!
斎藤さんには、想い人がおるんです!!
私は、ただお礼を伝えたかったんです!」



色々と誤解が生じている…




訂正するのも面倒なので、黙る




「へぇ~想い人ねぇ~」



土方さんが、私に興味を持つ


「土方様! 亡くなられたと聞いております! 詮索なさらないで!!」



「そういうことですから
私は、失礼します」



深雪…

色々とバラされた…





退出して、ネコを庭に見つける



ネコも私に気づく