無敵の剣

高島さんに引き留められたが
家を出る事にした


土方さんのもとに行くためだ


沖田さんの刀と遺品を背中に背負い

会津を目指す



「二郎!」



振り返ると斎藤が旅支度で立っていた



「俺も行く」



小さく笑う


「頼もしいな… だが、お前を連れてはいけない」



斎藤には、妻子がある


「会津までだ それなら、良いだろう?」




私は、頷いた