「斎藤さん!寝間着を着替えよか!」


御幸が脱がせようと肩までガバッと開いた

瞬間



私は、反射的に飛び退き、壁にぶつかる


自分でも、血の気が引くのがわかる


「斎藤さん!!どうしたの!?」


上手く息が出来ない


「落ち着きなさい!」


医者が、私の変化に慌てる



皆が、様子を伺いに入ってくる



「どうした!?」


「斎藤!?」



「流産を受け入れられないんです
少し取り乱しただけです
皆さん、外へ」


医者凄い! ありがとう!



私は、脱がされたり、脱ぐところを
見られるのが、苦手なのだと話した



脱いでしまえばどうということはない



体の血を綺麗に拭き取り、着替えをして
布団に入る



「では、診察します」


「診察は、いい
いつものことで、なれたものだ」


医者がムッとする


「嘘をつく為に呼んだのかね?」


「…すみません」


「まあ、いい 上手く説明しておくよ」