駐車場までの道のりを歩く


眠たいというよりかは疲れたのだろうか?


私にはよくわからない


確かに今日はいろんなことがあった


駿人からも電話が来るし、若田の件も。


明日は休みだから少しでものんびりしよう、


と思っていた矢先



携帯が鳴る



電話の相手は 「未悠」 電話に出ると



「あなたが海月さん?」



どこかで聞いたことある声



「はい大本海月ですけど…どちら様ですか?」



「私は未悠の姉よ、あなたに話があって電話したのよ」



「なんで未悠の携帯から電話してるんですか?」



「未悠は今私の隣で、すやすや眠ってるわ」



「あぁ…そうですか」



「あなたみたいなのと別れて欲しいから電話したの」



「ごめんなさい、それは無理です」



「言うこと聞けないのね。無理やり離すことだって出来るのに」



「脅しですか?」



「脅してるつもりはないわよ、あなたって馬鹿なのね」



「用はそれだけですか?私急いでるので切ります」



「ちょっとまっ………」



プツッ……



私は未悠の姉が嫌いだ。